全国氷帝宮城公演【9日】
結局ロクな睡眠もとらず、朝を迎えた。正直、今日で終わり、貴紀くんに会えなくなる、という事実にわたしは大きくため息を吐く。少なくとも2月の四天宝寺までは会えないのだから。ああ、今日が永遠になれば、と何度思ったことだろう。ポエミー過ぎて、宍戸亮くんが逃げてく……。
前髪をバッチリにして、今日の服は青のワンピース。裾のレースが可愛い！だが、少し胸がキツかった。別に主張しているわけでは無いのだが、そう見えてしまう位にはボンッと出ている。しかも少し胸元も空いているので、屈むと谷間が見えるのが…とそこまで考えたが、このクソ喪女に興奮するヤローなんざいないだろうと思ってヘンな考えを辞めた。
8:17 駅につく。昨日買ったショッピングバッグをドヤ顔で持ち歩くのは癖だ。リュックに、ショッピングバッグに、プレが入っている袋。重い。
母ちゃんが何故か執拗にこれを買ってくるのはなんなんだろう……。
超次元スポーツだから……？
そして昨日と同じ電車で乗っていく。イヤホンも断線していないし、音楽を聴きながら、終点の仙台まで爆睡だった。そこからは謙也も吃驚するような速さで、仙石線のホームへと歩き出す。昨日は発射ギリギリに乗ったので、その教訓を生かして。まだ電車は来ていなかった。今日は座れたので、昨日の手塚の肩がァ！みたいな状態にはならなかった。電車からは雨は止んだんた！と嬉しくなっていた……のだが、多賀城につくと、小雨の横殴りの雨……。またヘビーレイン歌わなきゃじゃん……。折り畳み傘を出し、また昨日のセブンに向かう。つうか寒い。カーディガン着てて正解。セブンでは、ハムサンドイッチとウイダーinゼリーの鉄分を買った。鉄剤飲んでるのに？そして軒下でまた貪る。今日は腹が減っていたから、食が進む。食べ終わると一式をゴミ箱にイン。そしてトイレを借りる。多賀城市民会館和式やったからな〜、セブンお邪魔させてもらうで〜。トイレもすませ、小雨と共に昨日と同じ道を辿る。また浪速のスピードスターも凌駕する速さで、会館まで着いたことだ。そして、三浦くんなどのロケ地撮影を考えていた。大ホール近くの出口から出ると、反対側の入口が出てきた。
誰かが撮ってた気がする……。
テニミュ宮城公演
— 三浦宏規 (@hirokimiura0324) 2018年9月7日
明日からです！
ラストスパートやね。
お待ちしてますっ☆ pic.twitter.com/sHhZki4bCW
三浦くんがジャンプしてた所
三浦くんが上着持って躍動感のある写真撮ってたところ。他のキャストさんも撮ってたかな？
とっとと撮って、中にはいって、薬を飲む。そうするとチケット持ってる人の列形成が始まったので並ぶ。後ろの人が「公演中さぁ、頭動かしたり、座り直させるのウザイんだよねぇ〜」なんてキツイ口調でいう。その友達が「でも長時間座ってるから仕方ないよね」「仕方ないけどさぁ、まじウザイ」なんて言ってるから、どんなお顔なのかと、それとなしに振り返ると、グレーのパーカーにジーンズ、頭は一個縛りの、口は悪いが芋女だった。えぇ……お前観劇マナー言うよりも、その格好どうにかせぇや……。なんやそのカッコ。東京公演でも、白いシャツの中にTシャツ。下は七分丈のカーキ色のズボンの芋女を見た。いや、別にどう見られてるかなんて気にしないならいいんだ。わたしは曲がりなりにもりあこの身なので、それなりに身なりには気を付けたい。ていうか可愛いって思われたいじゃん！だから大石ばりに前髪を気にしてて……なんて性格の悪い事を思っていると、入場したので、速攻であのポスターの前に行き全景を撮る。連写で。そしてグッズに並ぶ、というか、まだ列は出来ていなかった。推しくんの写真とアクリルキーホルダーを青学2氷帝1で買う。そして昨日投げていた全国氷帝のBlu-rayの予約をせねばとアニメイトのおっさんに話しかける。記入事項を書いて渡すと、受付票が貰えた。CDなんかも売っていた。加藤和樹のベスアク。いや、かとべはいいぞ。プレボに推しくんへの手紙を突っ込み、プレゼントを渡すと、誰宛ですか？と聞かれたので、江副貴紀さんですが…といったら、これ指さしてってジェスチャーされて、推しくんを指さす。そしてフライヤーをまた貰い、クリアファイルに入れる。丁度大ホールの入場が始まったのではいる。
今回の席はサイドシート。23列。とはいえ多賀城市民会館はあまり見切れというかどこにいても見えるし、近い。携帯いじろうかと思ったら、後ろの女の子達が「会場内での携帯の使用は禁止となってます 」あれ？昨日はそんな感じじゃなかったよね？なにか夜にでもあったか？と思いながら、素直に電源を切る。双眼鏡のピントを合わせつつ、客のウオッチングをしていた。
もうすぐ始まるな〜なんて思いながら、私の左隣は埋まったのに、横だけ来ない……。と思ったら、女の子……？いや、男の子が来た。ので「すみません！アンコールの時にキャストさんが来たら手を伸ばしてもいいですか？」と、一応不快に思う人もいるだろうから、許可を貰おうとした。そしたら男の子は「全然いいですけど……なんなら席変わりますか？」
「うえぇ！？いいんですか！？」男の子はにこりと笑うと「いいですよ」と言ってくれたので、じゃあすみませんお願いします…、と私は通路側になっていた。申し訳なくなったので「テニミュ好きなんすか？」「好きではあるんですけど、お母さんが氷帝好きで、でも今日シフトの関係で来れなくて、残念がってました」「お母さんは誰が好きなの？」「忍足なんすよ」「へぇ〜君は？」「金ちゃんかな」「金ちゃん可愛いよね！」なんてアナウンスがなるまでは話していた。
わたし、この度はミュージカルテニスの王子様〜ってアナウンス好きなんですけど分かりますかね？始まりのアナウンスは寛！！！前の席の女の子が比嘉好きで、甲斐くんのアクキーめちゃくちゃつけてた。
曲の説明は前の記事でしたので割愛。
休憩。男の子と話す。いつから好きなの～とか。「加藤和樹とか城田優やってたころ？」「いや……違うな、」「じゃあ！くぼべ！久保田くんとかかな？」「そう！くぼべです！くぼべでハマりました！」「へぇ〜テニミュ俳優って仮面ライダーとかに降りるよね」って話しを降ったら、わりと大きい声で「僕！特撮めっちゃ好きなんですよ！」「あ〜氷帝お多いね、村井とかね、ディケイド」「そうなんすよ！村井さんは後から知ったんすけど、ディケイドといえばいのべさんっすよね！」
「あーそうだよね、」なんて特撮談義に花を咲かせてしまった。あまり周りで特撮好きな女がいないから、こうやって話せるのは楽しい。とにかくブザーがなるまで、ずっと話しをしていた。
さて、サイドシート。昨日、貴紀くんはここら辺に来た。どうなるんだ……とドキドキしながら、アンコールを見守る。ちなみにセリフいおーぜ！のコーナー、青学比嘉は言えたけど氷帝だけ分からなかった……むつかしい、このコーナー……。そしてイケメンが舞台から降りてくる。最初にハイタッチしたのは海堂。次は知念。前の席の比嘉好きの子の、甲斐くんだらけのバックを見て指をさしていた。ハイタッチした。そして不知火、ハイタッチ。その後ろに貴紀くんがいる…のに、来ないのかなあ…なんて思っていると、なんとこっちに小走りできた……。え？え？と思っていると貴紀くんはわたしの顔を見てハイタッチしてくれた。貴紀くんの手は硬かった……。とにかく嬉しくて嬉しくて若干呼吸を忘れてしまった。次はタカさんとハイタッチ。そして宍戸亮くんがきたー！ハイタッチできた嬉しい！と思っていたら日吉が来た！ぴよ〜！！と思いながら日吉ともハイタッチ。そして田仁志が近くでふわふわの曲を踊っていた。もう振りを覚えてしまったので、一緒に踊る。そして田仁志ともハイタッチ！なんと、サイドシートでありながら8人とハイタッチする事が出来ました、そして貴紀くんとすることも出来て夢心地に……。これって自慢罪になりますか！？ごめんなさい！
公演が終わって、男の子に本当にありがとうと感謝を伝える。本当はできればなにかお礼をしたかった、といってもお金ないから飲み物1本とかクソみたいなあれだけど、なにかしたかったけど、お母さんによろしく伝えといてください。といって、席から立ち、通路に立つのだか、貴紀くんとのハイタッチの衝撃で足下がフラフラしてしまい、後ろのお姉さんに支えられてしまった。「大丈夫ですか？」といわれたからすみませんと答えて、会場を後にする。ずっと、ハイタッチした手を見つめていた。
ただ、貴紀くんが来て、わたしの間抜け面を見られたのに若干の後悔を覚える……。
総評
とにかく、楽しかった。そして地方ならではの暖かさがあった。まあこれは自分が東北人なので、同じ地域で安心するのかな？とにかく多賀城市民会館、気に入ってしまった。いろんな人と出会い、お話をしたり、いろんなハプニングもあったけど、引きこもり時代には考えられないなと思った。別にコミュ障ではないんだけどもね…笑 よくテニミュファンの民度は〜なんて話しを聴くけど、私が出会った人達は少なからずまともな人達だった。みうべくんのロケ地撮影を待ってた時も、前にいた2人組が見かねて「先どうぞ〜」なんていわれたからありがとございますといって写真を撮った後に「三浦くんの真似、撮りますよ？」なんて言われて「いやっ恥ずかしんで、だいじょぶです！」なんて、変な人はいなかったな。
とにかく、貴紀くんとハイタッチ出来たことは、男の子のお陰です。受験勉強頑張ってね。応援してるよ。
次の四天宝寺はちゃんとホテルとってマチソワに入りたいです。頑張ります！
全国氷帝も残り少ないですね。わたしは大千秋楽をライビュで見ます。ライビュはライビュでバクステや円陣、それから公演後の全員のキャストコメントがあるので楽しみです！多分号泣すると思います。
平成最後の夏をテニミュで過ごせたのは、本当にサイコーでした！誕生日にも入れたし…。思い出深い、いや、絶対に忘れないものになりました。
全国氷帝おわったら、貴紀くんに手紙書くつもりです。そして四天宝寺ではプレゼントはパワーアップしてるハズです！
