星屑ロンリネス

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2021年楽曲大賞

遅……、すみません、めっちゃ大遅刻ですね。

え〜私的2021年楽曲大賞です。

ドラムロール……

 

「うっせぇわ」

 

は?

と思った皆さん、まあ話聞いてください。

まずうっせぇわが流行った時、歌詞を見てすげーボカロっぽいなって思ったんです。自分の時代で言うくたばれPTAとかそこら辺の。なんか社会風刺()的なやつ。ちょっと恥ずかしくなりました。(無職なのに)。でも曲調は激しくて一周まわって聞いてる分にはリズムはいいかな。もしこれが中学生の頃にハマってたら、一日中うっせぇわ言ってたと思う。(くたばれPTAの黒歴史……)

まあ初期の印象はそんな感じだったんです。

 

そんな中、京王線で切り付けと放火の事件が起きました。11月にライブにいく自分はすごく不安になりました。選挙の特番を見ている時に臨時ニュースが入ってきて、車内の映像とか流れてきて、パニックになりました。そして、もし自分が東京に行った時に起きたらどうしようという予期不安にずっと悩まされます。怖くて行かないという選択肢も考えました。でも親から逃げるのかと言われて、逃げることは簡単に出来るけど、お前は簡単にチャンスを手放すのかと言われ踏みとどまります。なんとか事件のことを思い出さないようにします。テレビでニュースになればチャンネルを変えたり。それでも寝る時に車内の燃えてる映像が流れてきて眠れない日々も続きました。

インターネットサーフィンをしていて、不安の80%は起きない。20%は準備していれば対処可能といった自己啓発(?)的な記事を見て少しホッとしましたが、その20%に入ったらどうすんねん〜!ともなりました。その本はAmazonの読み放題で読めたので読みました。サバイバルの時は今に集中するんだ。未来のこと考えたってしょうがねぇ。そんなことが書いてあって、確かに未来のことをグタグタ考えてたってどうにも出来ないんだから仕方ねえなと思うようになってきました。親からもその時は腹くくれやと言われて、まあいい人生だったなって。そして不安で眠れなくて狂いそうな時、ふとうっせぇわを聞きました。すごく安心しました。うっせぇわの歌詞は社会風刺で事件とは全然無関係なのに、聞いてると落ち着きます。自分が騒ぎたいところをAdoがうっせぇわって言って代読してくれる感じです。それから嫌なことを考える度にヘッドホンしてうっせぇわを聞いてました。Adoちゃんの力強い声も後押ししてくれました。何回聞かせるんだ(見せるんだ)そのメモリー。その通りです。

そして無事私は11月のライブに行けました。新幹線乗った時は少しドキドキしましたが、当日になれば意外普通の精神になるんだなって。地下鉄も怖かったのですが、早くホテルに着きたくて汗だくで頑張って乗りました。池袋の北口に出て、田舎者の自分は「怖ッ……空気やばッ」って思って早々とホテルに行きました。京王線の事件よりよっぽど池袋のが怖かったです……。その頃ちょうどヤクルトは日本シリーズをしていて、私は山本由伸が降りたところで寝たのですが(延長がないと思って)、2時頃起きたら、ヤクルト日本一という速報が入っていて、寝たことを後悔しました……。

何事もなく帰ってこられて、不安障害って生きるの大変やな……。ってそれしか感想がないんですが、事件からライブまでの間、心を保てたのはうっせぇわのおかげでもあります。Adoちゃんありがとう。

 

という上記の理由から「うっせぇわ」です。